Happy New Year 2018

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さて、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

ホントノ株式会社も去年4期目の決算を終え、早いもので5期目に突入しています。
銀行への借金も確実に返済しております。

これも皆様のご支援、ご指導、ご鞭撻の賜物でございます。
改めて御礼申し上げます。

年賀状代わりのエントリーです

このエントリーは年賀状を送らない弊社が代わりに毎年新年のご挨拶として投稿しています(実は)。

今までのを見ていて大したことを書いていないことに気づき、今年は少し何か書こうとキーを叩いています。

ホントノ株式会社は「ホントノことを良くする」を企業理念にしています。
果たして設立からそれがどこまで出来てきたか?は、自己採点としては6割くらいではないかと思います。
それが、いいか悪いかは触れないでください。

日本はまだまだ本当のことをオブラートに包んで言うという商習慣がまかり通っています。
そんな中で、ホントノことをズバズバ言ってしまうと、空気を読めないどころか、「ナイわ〜この人」というレッテルを貼られてしまうこともあるでしょう。
なので、大人の対応をするのは当然です。が、グイグイ行くのもありです。

弊社はWEBとクリエイティブの二本柱がコアコンピタンスです。
そんな中で、お客様に面と向かって「あなたはセンスがないです」とは言えません。

なので、御社のライバル会社はこうやっています、とか、ここ2〜3年のトレンドはこうです。
と言った言い回しを使います。

センスとは「経験による感覚」です

そんなお前にセンスはあるのか?と言われるでしょう。
私は業務をある程度マスターしてからセンスとは「経験による感覚」だと考えています。

経験なくしてセンスはありません。良く人が言う、生まれながらにもつセンスとは、天才のひらめきのような「個性」であり、それは、特に業務におけるセンス(感覚)ではありません。
天才のようなひらめきを持つ人とは、超個性を持つアーティスティックな人なのです。
稀にこのアーティスティックな感性と、経営の感性を持ち合わせる人がいますが、かなり限られた存在です。

感覚を鋭くするためには経験を積むしかないと考えています。
私は超一流のデザイナーから、中級のデザイナーから、3流のデザイナーから、素人のデザイナーまで仕事をしたことがあります。
なので、経営者のクリエイティブに関する「直感」はあてにならないことをしばし知っています。

経営者は経営のプロであり、クリエイティブのプロではありません。
クリエイティブのプロを見透かすセンスが経営者には必要なのです。

私が思うにセンスのない経営者には、自分のイメージが頭にこびりついている方が多いです。つまり、クリエイティブのプロが仕上げて来たものに対し、自分の頭に描いているクリエイティブに未練があるのです。どこかで自分の思い描いているものの方が、カッコいいと思っているのです。
なので、自分の思い描いているものに近づけようとクリエイターに指示します。

しかし、それはクリエイターに理解できないので差異が生じます。

結果、中途半端なものが出来上がります。
この差異を埋めるのも、弊社の仕事です。

テクノロジーは突拍子も無いものを生み出せるか?

私は、このギャップがどれだけひどいクリエイティブを世の中に生み出して来たかを身を持って知っています。

でも、今はプロクリエイターの技術とテクニックも脅かされています。
何にでしょうか?

そう、テクノロジーにです。

テクノロジーは効率化を最優先にするあまり、突拍子も無いアイディアは丸めてしまいます。

突拍子も無いクリエイティブにさじ加減を加えて料理できるのはやはりまだまだ人間だけです。
(そのさじ加減も最終的にはAI化されるかもしれませんが)


何が、良くて何が悪いのか?

枝が複雑に別れてしまった現代では、その判断も難しいものです。好みが細分化されてしまったからです。しかし、それを戻すのはもう難しいでしょう。

なので、ここ5年は一寸たりとも気が抜けないのです。

何が、イケていて、何がイケてないのか?
常に見直し、リバリューイングし続けて行くことが、今年以降の動きの要になるでしょう。

弊社も頑張りどころです。
クリエイティヴ・リバリューイング(造語)
が本年のキーワードです。

改めまして、本年もよろしくお願い申し上げます。

代表取締役 山口良介

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