Facebookは、すでにユーザー数がグローバルで2017年の夏に20億人を超える、超巨大SNSとなっています。
でも、日本でのユーザー数は、2800万人(2017年9月)と正直伸び悩んでいる印象です。
これは、まだまだFacebookをやったことがない人、これからやろうとする人が日本において多い?ということの裏返しと見ることもできます。
やっている人からすれば、すでに2008年から日本ではサービスがスタートしているので、かなり今更感があると思いますが、日々刻々とサービス内容を変更している意味でおさらいとして、FacebookグループとFacebookページの違いです。
今更聞けないFBページとFBグループの違いとは?
結論:かなり役割と機能が変わって明確になってきています。
Facebookページは広告のタネ
Facebookグループは掲示板
です。
と言ってしまうと何やら利用価値が低いように思えますが、昔と比べて現在の利用方法は異なってきています。
ただ、企業や団体がメディアとして利用する場合は、両方やる必要があり、Facebookもそれを推奨しています。
以下それぞれについて簡単に解説して行きます。
Facebookページ
特徴
- Facebookアカウントがなくても外部より閲覧が可能なのでホームページ的に利用することが可能
- 個人アカウントでなくても運営が可能(つまり誰がやっているのかは分からない)
- 広告を出すことが可能
- 企業としてのアピール機能が充実している(クーポンや商品登録機能など)
まず企業や団体はこちらを作ると思います。Facebookページの最大の特徴は、企業名やブランド名、団体名でFacebook上で投稿やシェアといった情報発信が出来ることです。また、管理者を複数設定出来るので、これも企業内での運用に向いています。
個人で著名な方は自分の名前でFacebookページを作成して運営したりしています。
Facebookも、Facebookページを作りませんか?とやたら推奨してきます。
その理由は簡単で、広告収入のタネになるからです。
現在Facebookページをタイムラインの流れに載せるには、広告を打つしかありません。
もちろん、そのページの重要度、いいね数、活性度、情報発信の頻度と品質といったFacebook独自のアルゴリズムでこの露出数は変わってくるのですが、基本は広告が最優先です。
Facebookは「個々のユーザーのためになる情報を最優先にしてタイムラインに流す」と約束しています。その中でFacebookページ情報はどうしてもプライオリティは低くなってしまうのです。その激戦区のタイムラインに、こちらが欲しいユーザーに情報を流すにはお金を払ってくださいということなのです。
そう言った理由からFacebookページの運用で大きな成果を出すには、お金がかかることが前提になっています。
具体的なFacebookページ運用方法
- ページを作成したら認証をとる(結構知らない人が多いですが重要)
- 友達や関係者などに「いいね」を呼びかける
- 毎日情報を発信する(1日3回以上)
- 広告でいいね!数を集める
- 自社の業種によって機能を使いこなす
- 自社の業種によってinstagramアカウントも同時運営
- さらに自社のアピール投稿を作って広告でタイムラインにのせる
- いいね数がかなり集まったらグループを作成して顧客とのコミュニケーションを親密に
と言った流れですが、もちろんそれぞれの段階で簡単には行きません。
Facebookのユーザー層を見極めて、決め細やかな対応を心がけます。
これはどのソーシャルメディアでも同じです。
また、Facebookページに第三者が投稿しても現在はタイムラインには表示されず、ビジター投稿というところに表示されます。あまり露出が少ないので、最近はやる人も減っています。もしビジター投稿があったらシェアして主タイムラインに載せるなどして紹介するのもアリです。
Facebookページマネージャアプリ
ちなみに、Facebookページには独自のアプリがあり、自分の管理しているFBページに特化した機能を持っています。
複数ページを運営している方などはこちらのアプリがオススメです。
App Store 「Facebookページマネージャ」はこちら
Google Play 「Facebookページマネージャ」はこちら
Facebookグループ
特徴
- 個人アカウントで作成できる
- 非公開(全くの秘密)にできる
- 通知が行く(見ない人ももちろんいます)
- 広告が出せない
個人で何か活動を起こしたい方は、まずこのFacebookグループを作成すると良いでしょう。
公開か、存在のみ公開か、秘密(招待しない限り分からない)といった設定が選べます。
また、入りたい人に対して承認のプロセスも選べます。管理者やモデレーターと言った役割を、他の人に割り当てることも出来、目的に応じた運用が可能です。
最初に掲示板と表現しましたが、趣味やサークル、活動内容に賛同してくれる方々で構成し、運用するのがFacebook的に望ましいとされているのですが、話題提供の場として、告知の場としても最適です。また、管理者は簡単に「既読数」が見られるので、どれくらいの人に通知できているか分かります。
また、グループ内のイベントなども周知がしやすく、参加率がアップします。もちろん個人でも、Facebookページでもイベントを作ることは出来ますが、グループ内の人に来て欲しいイベントは、グループで開催し、幅広く誰でも初めての方に来て欲しい、と言った場合のイベントは、Facebookページでイベントを作ると良いでしょう。
ちなみに、Facebookグループは、設定を公開にしていても、Facebookにログインした状態じゃないと見ることが出来ません。
つまり、FacebookページのようにWEBサイト代わりに使うような運用方法は出来ません。また、Facebookとしてはこのグループでのアクティビティを重視する傾向があるようで、タイムラインにも載りやすいようです。
具体的なFacebookグループの運用方法
ここで紹介するやり方は、秘密のグループではなく公開グループでグループ員をどんどん増やして行き、活性化させたい場合の運用方法です。よく、何かの会議的な場所として、少ない人数でFacebookグループを作る方がいますが、その場合はメッセンジャーでグループを作った方が良いでしょう。
- 親しい仲間や関係者からはじめて、徐々にグループ員を増やします。
(これは、参加者が非常に少ないグループには入りづらいという心理障壁を下げるという目的があります) - グループ内の人に為になるような投稿をします。また参加者にも投稿を促しましょう。
(Facebookページと違う点は参加者の投稿も主タイムラインに載るからです。) - 初めて会った人などにはFacebookグループの存在を告げ、招待して良いか確認して参加者を増やします。
- 毎日情報を発信する(1日1回以上が望ましい)
- アンケート機能などを使ってグループ内の人に調査することが出来ます。
- Facebookページがある場合リンクさせることが出来ます。
Facebookグループの単独アプリも以前はあったのですが、今年の夏に開発は終了しています。新たなアプリが出るかは今の所分かりません。
まとめ
それぞれをもっと詳しく説明することも出来ますが、違いとポイントだけをピックアップしました。
もちろん、Facebookの公式ガイドにもたくさん出来るコトの紹介が載っています。
また、記事は公開時点のものなので、どんどんFacebook側も改善して行くでしょうから、機能が追加・淘汰されて行くでしょう。
ただ、Facebookにオリジナルコンテンツをあげる場合は、自社のサイトにもコンテンツを保持しておきましょう。例えば、Facebookのイベント内容などは、Facebook内にしか存在しません。
イベントの実施概要や、実施後のレポート、参加者数と言った情報は自社のオリジナルサイトにも保持(facebook上の人が写っているプライバシーに関わる画像などは除く)しておくことをオススメします。
いくら巨大SNSであるFacebookとはいえ、あくまでもFacebook社が持っているプラットフォームですから。