ブランドキーワードは検索1位じゃなきゃダメですか?

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ホントノで検索?

結論から言ってダメです。
ブランドキーワード(ブランドワード)での検索で1位になっているか、皆様も試したことはあるでしょう?

ブランドキーワードとは、その製品名やサービス名、会社名ズバリです

先日相談を受けた新サービスは、ブランドキーワードで検索1位は取れていませんでした。
それよりも何よりもライバルブランドがたくさんありました。もちろんライバルは同業同種ではないですが、5文字のサービス名で、一部がカタカナで一部がひらがなです。それを間違えずに入力すれば、1位は取れていました。

これはこれで良いですが、出来ればカタカナ、ひらがな、漢字(あれば)のどれでも3位以内に入りたいです。ズバリではもちろん1位を。

弊社は設立時に、もちろんブランドキーワードを調べました。「ホントノ」で検索すると、「ホントノコトバ」という曲名が上位にきました。そして、会社系だと「ホントノ倉庫」というのがありました。同業ではないのと、「ホントノ株式会社」まで入れれば1位だったので、まあここから頑張るか、という感じで、誰かに検索を伝える時に、「ホントノはカタカナで、株式会社をつけてください」と言っていました。

日本語の検索はちょっと工夫が必要

日本語はカタカナとひらがな(漢字でも)で検索結果が異なります。ここは重要で、それを逆手にとってブランディングすることも可能です。弊社では「ホントの」と記述することも考えましたが、これだとちょっと伝えにくいので、全てカタカナで「ホントノ」です。この【ホントノ】がブランドキーワードです。

おかげさまで、現在では株式会社なしの「ホントノ」でも1位です。最近だと「ホントノキモチ」という曲名も結構追い上げてきていますが、ドンピシャではないので大丈夫でしょう。初めてあった方にも、「カタカナでホントノで検索してください。」と伝えればOKです。わかりやすいですよね。

ちなみに世界的ブランドの「Apple」は本来の果物のアップルを抑えて常に1位です。日本語では「リンゴ」や「林檎」で検索すれば果物が出てきますが、英語では「Fruit Apple」などで検索しないと果物のリンゴが出てこないほどです。

ちなみに「サクラ」で検索すると、花のサクラ、囮のサクラ、レンタルサーバのさくらと続きます。
でも、「さくら」で検索すると、前述の「さくらインターネット」が出てきます。こちらはすごく良いブランドキーワードだと思います。顧客には「ひらがなで【さくら】と検索してください」と簡潔に伝えられます。この簡潔に覚えやすい検索ワードで自社のブランドやサービス名を伝えられるということは重要です。特に、レガシー広告からネットへ誘引する場合などは覚えやすい単語でキーワード対策した上で告知するという手法は定着しています。この場合はブランドキーワードでなくても、構いません。

ただ、ブランドキーワードが覚えやすくて、「そのまま検索してください」と伝えられればそれに越したことはありません。
そう思うと、カタカナ、ひらがななどを駆使して、最初から短く、伝えやすく、なおかつ他にない響きと、奇抜過ぎないネーミングセンスは重要になってきます。また、多少長くても、覚えやすければ大丈夫という面も考慮して、検索一等地を狙うとイイでしょう。

新しいサービスや製品のネーミングには、登録商標を取る前に確認しておきたいものです。

ドメイン名はどう?

ちなみにドメイン名もサービスや製品のネーミングにドンピシャで取得したい気持ちもわかりますが、現在はハイフンをつけたり表記をちょっと変えたり(例としてアルファベットのCをKに変えるとか、LをRに変えるとか)すれば空いていたりしますし、トップレベルドメインの種類もたくさん出てきたので、そんなに気にしなくても大丈夫かと思います。

新サービスの名称や商品名を考える時に検索1位という一等地を獲得しておくのは、登録商標を取るよりも大事なことかもしれません。

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