かなり、基本中の基本ですが、まだ、なかなか理解できていないWEB担当者が多いので、改めてまとめてみたいと思います。
ユーザーが見ている端末の多様化
まず、サイトを見るデバイスが非常に多岐に渡り、レスポンシブデザインが主流になった今。WEBデザインをする上で重要なのは、あらゆる端末で程よく見えると言うのが大事です。 残念ながらあらゆる端末に合わせてベストなデザインを提供することは難しいでしょう。タブレットに至っては縦に見る人もいれば、横にして見る人もいます。 また、スマホやタブレットも高解像度になる傾向にあり、PCより実際のピクセル数が多いと言った状況にもなってきています。 ここではかなり初歩的、基本的な内容を紹介していくので、WEBに詳しい方はすでに知っている内容が多いと思いますので、読み飛ばしていただければと思います。
フォント
WEBフォントがかなり普及してきていますが、まだデバイス依存のフォント環境は多いです。 デバイスフォントとは、その端末にプリセットされているフォントで文字を表示すると言うものです。なので、端末にセットされているフォントによって、見え方が変わります。 CSS(WEBの)フォントを指定している場合、 ひと昔前には「ゴシック」「明朝」程度の指定しかできませんでしたが、現在ではフォントファミリーを複数指定することで、より細かく制御できるようになっています。
例えば、font-family: "Helvetica Neue", Arial, "Hiragino Sans", "Hiragino Kaku Gothic ProN", Meiryo, sans-serif;というように、優先順位をつけて複数のフォントを指定します。端末に最初のフォントがなければ次のフォントを使用する、という仕組みです。
また、WEBフォントを利用すれば、ユーザーの端末に依存せず、同じフォントで表示することが可能になります。Google FontsやAdobe Fontsなどのサービスを利用することで、簡単に導入できます。ただし、フォントのダウンロードによる表示の遅延や、日本語フォントの場合はファイルサイズが大きくなりがちなどの問題もあります。
画像とレスポンシブ
画像については、Retinaディスプレイなど高解像度画面の普及により、単純に画像サイズを指定するだけでは不十分になっています。2倍、3倍の解像度に対応するために、高解像度の画像を用意し、CSSで表示サイズを調整する方法が一般的です。
また、<picture>要素やsrcset属性を使用することで、デバイスの画面幅や解像度に応じて最適な画像を表示することができます。例えば:
<picture>
<source media="(max-width: 767px)" srcset="small.jpg">
<source media="(max-width: 1200px)" srcset="medium.jpg">
<img src="large.jpg" alt="説明">
</picture>
このように指定することで、スマートフォン、タブレット、PCなど、デバイスごとに適切なサイズの画像を表示できます。
レイアウトの考慮点
レスポンシブデザインでは、メディアクエリを使って画面幅ごとにレイアウトを変更します。一般的なブレイクポイントとしては:
- モバイル: 〜767px
- タブレット: 768px〜1023px
- PC: 1024px〜
などが使われますが、デバイスの多様化に伴い、より細かくブレイクポイントを設定するサイトも増えています。
特に注意すべき点は、ナビゲーションメニューの表示方法です。PCでは横並びに表示していても、スマホではハンバーガーメニューに切り替えるなど、ユーザビリティを考慮した設計が必要です。
タッチデバイスの考慮
スマホやタブレットなどのタッチデバイスでは、マウスのホバー状態に依存したUIは機能しません。例えば、PCではドロップダウンメニューがホバーで表示されても、タッチデバイスではタップするまで表示されません。
また、タッチターゲット(ボタンやリンクなど)のサイズも重要です。指でタップしやすいよう、最低44×44ピクセル程度のサイズを確保することが推奨されています。
パフォーマンスの最適化
特にモバイルデバイスでは、通信環境やデバイスの性能によって表示速度が大きく変わります。そのため:
- 画像の最適化(WebPなど新しいフォーマットの利用)
- 不要なJavaScriptの削減
- CSSの最適化
- キャッシュの活用
などを行い、どのデバイスでもストレスなく閲覧できるようにすることが重要です。
WEBサイトのデバイス対応は日々進化しており、常に新しい技術やベストプラクティスを学び続ける必要があります。ユーザーがどのデバイスからアクセスしても快適に利用できるサイト作りを心がけましょう。