フォトクリエイティブ

写真や映像のデジタル化・昔アマナはレンポジ屋さんでした

昔の写真イメージ

昔の写真や情報が意外とWEB上に少ないことに気づいてこの記事を書きました。
というのは、1980年よりも前、つまりデジタル化、ネット化以前の画像や映像のデータがあまりに少ないということ。
現実には、フィルムだったり、書籍だったり、写真集だったりというアナログな物質として残っているわけであって、データとして存在していないのがその理由ではないかと。

分水嶺はIT化以前、アナログからデジタルシフト

IT化が進む前に、アナログがどんどんデジタル化されていった時代がありました。
私が関わった中でも特に大きかったのは、フィルムのデジタル化、つまりデジカメ化でした。

当時の写真を使ったデザインワークは、ポジフィルムかネガフィルムを、ドラムスキャナーで1000dpi(4×5フィルムが4000px×5000pxだったのが印象に残っています)の解像度で読み取り、画像処理専用ワークステーションで加工し、またポジフィルムに露光させるという工程がスタンダードでした。
なぜそんな面倒なことをするかというと、入稿がアナログだったからです。
そのポジフィルムを、印刷屋さんがまたデジタルスキャンして製版フィルムにするというある意味、所々デジタルとアナログが混在する非常に手間がかかった時代だったのです。

手間がかかるということはそこにビジネスチャンスがあるということで、当時バイク便が大活躍していたのを覚えています。

ポジフィルムの扱いは超慎重!

そしてタイトルですが、現在ストックフォトの最大手であるアマナは、当初、高品質なポジをレンタルできるレンポジ屋でした。
当たり前ですが、ポジフィルムは「この世でたった一つの現物(オリジナル)」なので、ポジケースに入れて大切に、それこそ後生大事に扱っていたものです。

私は当時ヘマをしてポジフィルムにヨダレを垂らしてしまうという大失敗(フィルムがなんと溶けた…)を犯してしまい、そのフィルムをスキャン、欠損した部分を死ぬ気でデジタルレタッチ修復し、またポジフィルムに出しなおして、バッチリ色を合わせて、なんとか罪を償ったという苦い思い出があります。

写ルンですがスタンダードだった時代

そんな時代、一般の方々は「写ルンです」で写真を撮りまくっていました。おそらく1980年代くらいより昔のことに関して、画像のWEB検索でひっかかってくる率が急激に減るような気がするのは、この大量に取られた写ルンですの写真が、アナログだからに他なりません。

現在では、ブログやソーシャルネットワークによって、旬な情報はいろいろな方々がこれでもかとアップデートしています。YouTubeには一生かかっても見切れない動画がアップされています。
これには、スマホのカメラ機能が一役買っていることは言うまでもありませんが、アナログの写真をスキャンしてせっせとアップする人がいないように、さきほど言ったちょっと昔の時代のデータが、非常に乏しいのをなんとかできないものかと考えました。

昔の写真は必要ですか?

例えば、おじいちゃんおばあちゃんの記憶の中にしかないもの。
「あの頃のあそこはこうだった…」語り次がれたしても、WEB上にはアップはされません。おそらく孫や子どもに話して、「へぇーっ」と言われて終わってしまうでしょう。この年代は一部ブログなどを書く方はいますが、シェアされずにこのまま、タンスの中のフォトアルバムが途絶えてしまうのは、もったいない気がします。

もちろん、昔の写真など、なんの役に立つの?と言ってしまえばそれまでです。
私はこの世のものは、「全て役に立たない」か、「役に立つから存在する」か、の2つだと思います。
(要は使い方しだい、役に立てるか、立てないか?ということです)
ちょっと話がそれました…。

昔のアナログな写真や画像情報(ここではデジタル化が進む前までの情報)が、このまま朽ち果てるのではなく、お年寄りの持つ情報をどんどんITでアップし、共有出来るようになれば、役に立つかもしれません。

しかし、お年寄りに自らブログや、ソーシャルに写真をなんらかの方法でデジタル化してもらい、アップしてもらうのは難しいでしょう。

スマホで紙焼き写真をパシャっで十分

そこで、スマホ世代の登場です。ひと昔前ならスキャナーという選択肢もありましたが、これはこれで綺麗にできるものの面倒であります。

であれば、直接光が当たらない明るい場所に写真を置いて、スマホでパシャパシャ撮るだけでいいのです。なくなってしまうよりマシですし、スマホのカメラの性能は申し分ありません。
ちょっとクオリティアップを重視して、Googleのフォトスキャンなどのアプリを使ってもいいです。

たまに、facebookなどの写真グループに、昔のアナログ写真をデジタル化したものを投稿されている年配の方を見かけます。ぜひどんどんアップしてください。

デジカメ登場以前の写真は価値があります。
Googleがストリートビューでなんでもない風景をアーカイブする前の、なんでもない風景は実は価値があると思っています。
Googleがまだindexしていない情報が狙い目なのです。

少なくとも私はそう思っています。
昔の情報をめんどくさがらずにせっせとWEBにアーカイブしていただきたいと思っています。

ホントノ株式会社の代表取締役です。WEBに関するクリエイティビティとコミュニケーションについて、いつも「次」を考えています。

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